骨を折ってもメイプルしてたあの日あの頃あの記憶。
オレだ。
なんで某のHNがどくがんりゅーと言うのか。この質問に対して幾千回くらい回答をしてきたが皆安心してくれ。今日からこの記事を読めばどくがんりゅーの歴史が丸わかりだ。この記事がどくがんりゅーにおける「デファクトスタンダード」なのだ。ついでにオシャレ心加えて昔は名前の先頭に「卍(まんじ、と読む)」を付けていた黒歴史まで併せて覚えて帰ってもらいたい。
皆様はこのKUSOきのこをご存じだろうか?
今は衰退しつつあるオンラインゲームの走りも走り「MapleStory」に出てくるメイプルキノコである。狩場1である。ぷるる~なのである。ママッシュとかいうデカイKUSOきのこもいる。
オレの中学生時代、やったことと言えばこの「MapleStory」以上だ。以上でありのみである。青春の意味を広辞苑で引いてくれ、メイプルやることって書いてあるから。
そんなメイプルストーリーで輝かしきオレの名前がそう、「卍独眼竜」だった。
別に伊達政宗が好きではない、というか伊達氏の情報を一切知らない。当時オレは戦国BASARAと戦国無双2にお熱だった「戦国系英語クール腐れオタク」だったのだ。
ちなみに先頭に卍を付けたのもこの時代は名前被りがダメで(今もか?)流石に独眼竜という名前が先に使われていた。なので卍つけた。天才。
中学生の頃、それはそれはメイプルストーリーが周りでは流行っていた。
ボクも友人の家で試しにプレイさせてもらって完全に魅力に虜になってしまった。
だがハマるうえで一つ問題点があった。「我が家にはパソコンがない」ちなみに筆者は都内在住である。なのに自宅にパソコンがなかった。悲しかった。
パソコンがない、なのにオンラインゲームにハマってしまった。そんな人の悲惨な末路をご存じだろうか?
家にいる時は無論パソコンがないのでメイプルができない。ならイメージトレーニングをする、スキル振りを研究する、メイプルの絵を描いて遊ぶ、パソコンを買った時のスポイーティーな自分を妄想する。
平日学校が終わってフリーになったら部員でもないのにパソコン部に入り浸ったり、全然仲良くない友人の家でパソコン借りたり、時には数少ないおこづかいを削ってネットカフェに入り浸った。この頃、ハルヒやプリキュアとかにハマってもう完全に青春のルートからアウトサイダーに転職してた。現実のレベルよりメイプルのレベル、そして知名度だった。おこづかいは拡声器に消えた。すまんオカン。
そんな中学生のある日、部活に行く途中転んで骨折した。マジで転んで骨折とか超ハード系ドジっ子だった。誰にも需要はないドジっ子、略して「タダのドジ」
激しく骨折して松葉杖をつきながら日々ヒーヒー言いながら登校してたと思う。
そんな中でも思うことはただ一つだった「メイプルしてぇ・・・・」これだけ。
もうオレの青春はメイプルしかないのに、骨折ったくらいで休んではいけない。私が落ちたらパーティーが死ぬとかではない。オレがメイプルをしない時、それはオレの青春が終わる時・・・魂の叫びを否定する時なのだ。骨の二、三本くらいくれてやるっ・・・オレはメイプルがしたいっ・・・。
松葉杖つきながら地を這うような顔でネットカフェに通ってた中学生が昔いたらしい。というかボクだった。思い当たる節がある人いらっしゃいますか?当時は大変お世話になりました。
そんな姿に見かねた母が遂に悲願のパソコンをヒッソリと買ってきてくれた。
飯の時間もあまりにもオレが楽しそうに非現実世界の話をするからだ。顔もしらない友人と提灯倒したって意味不明な話を聞いてどう思ってたんだろうか。
当時、稼ぎ手が母しかいなく金銭面が非常に切迫してた中購入してくれた。感謝しかない。その分はメイプルをやって返そう、沢山強くなって親孝行しよう。家族愛を受けたオレは無敵だった。もうオレを止めるな、かかってこいクリムゾンバルログよ。
あれから幾年の時が立っただろうか。
ネットで知り合った顔も知らない人と実際に会ったり、さっくりとパソコンが買えたり、メイプルストーリーはかつての影すら感じさせない別ゲーになったり…と時代は移り変わっていくものなのである。
人から見ればなんて無駄なことをしてるんだろうと思うかもしれない。
けどこの時にオレはインターネットのイロハを学んだ気がする。しこたま2chや掲示板で晒された。当時の中学生には血の気の引くようなこと言われてたけど、もう今じゃあまり覚えてない。多分そういうことが今も活きている。何より今でもメイプルで知り合った人とTwitterでつながっているっていのも不思議な話だ。
人生無駄なことなんてない、活かすも殺すも自分次第なのだ。
全部背負って生きていこう。絶対、数年後また腹抱えて笑えるから。
という「原神が面白いよ」って記事でした。
昔、好きなことに対しては物凄いパワーを発揮してたと思う。
好きなものに、愚直であれ。あは。